インバウンドの看板対策!訪日外国人向けサービスの内容は?
訪日外国人向けのサービスや爆買いを目にする機会が増えました。東京オリンピックも近づき、各業界がインバウンド対策の対応に追われているようです。看板においてはこのようなサービスがあります。
かざして案内サービス
「かざして案内サービス」とは利用者が看板・案内板をスマートフォンで撮影することで、様々な情報を入手・また適切な言語に変更することが出来る言語サービスです。
こちらのサービスを可能にするのは、NTTが開発した「アングルフリー物体検索技術」。
看板を撮影することにより、アプリを介して、サーバー側で画像解析
画像:NTTプレスリリース
QRコード・バーコードが不必要
スマホで撮影する情報認識だとQRやバーコードをイメージされるかもしれません。
今までのような、QRコードやバーコードが必要としない点がこのサービスの特徴でもあります。
つまり、看板・案内板・風景・料理・観光物・建物・店舗を撮影するだけで、情報が表示されます。
QRコードの表示より認識可能部分が広いためカメラを直近まで近づける必要がありません。
他にどのような方法で活用されるのか?
他にもこちらの技術を使用することにより、下記のようなサービスの展開が考えられます。
・商品情報
→スーパー・コンビニで商品を撮影することにより、商品の価格、口コミ、在庫などを確認出来ます。
・会場案内
→案内板を撮影。自分の席までのルート・設備案内が分かるようになります。
・ルート案内
→看板を撮影すると、自分が建物内のどこにいるのか位置が表示されます。
・電子マニュアル
→初めて操作する機械や商品は使い勝手が分からないもの。そんな時にカメラで撮影すると、説明書がスマートフォンに表示されます。
画像:NTTプレスリリース
まとめ
東京オリンピックへ向けて、様々な企業・業態が訪日外国人向けのサービスを展開しています。
少子高齢化・人口減少により、国内のみの市場は減少傾向にありますが、海外からの観光客は毎年増えつつあります。
特にドラッグストア業界でそちらの傾向が顕著です。
初めて来る異言語の空間に入り込んだ観光客はどうしても不安が付きまとうもの。
少しでも観光客の方に心地よく過ごしていただくために、今後もインバウンド向けのサービスは数多く展開されていくのではないでしょうか。